2014年09月28日
風立ちぬ
風立ちぬ [DVD]
★★☆☆☆・・・頑張っている大切な人を応援したくなる
★★☆☆☆・・・せつなくなる。
★★★★★・・・何やら中途半端感が残る
★★★☆☆・・・でも泣かされちゃう
ゼロ戦の設計者、堀越二郎と作家の堀辰雄をモデルにした話。
ということで出だしは二郎青年とヒロインの菜穂子が関東大震災のさなか出会う場面から。
その後日本は戦争に向かってひた走ります。
日本は技術力もなく、不景気ではあるものの、二郎の美しい飛行機を作りたいという幼いころからの夢は、飛行機の持つ兵器としての側面によってかろうじてついえることなく続いていきます。
夢を追いひた走る二郎の情熱と、当時多くの人が治癒することのできなかった結核にかかった菜穂子との愛が描かれた映画です。
結果がどうだったのかはここでは書きませんが、ゼロ戦の事はよく知られているので想像の通りです。
いろんな解釈の仕方がありますが、二郎がまっすぐで、迷いがないため、心の葛藤がわかりにくく、もう少しそこを掘り下げてもよかったのでは?と思います。
菜穂子との愛も、病気を知ってなお結婚するなど、思わず泣いてしまう部分もありましたが同じような話なら「余命一カ月の花嫁」のほうがよっぽど心にこたえるわけで・・・もう少し二人の心のやり取りを丁寧に書いてほしかったなぁという感じ。
ということで、ちょっと他の作品と毛色の違うジブリ作品。とりあえず泣きどころもあるからいいのかなぁ・・・